Klassik Studio | クラシックスタジオ


Story

KLASSIKは、コペンハーゲンに拠点を置く北欧最大級のヴィンテージ家具・照明・工芸品の専門店であり、デンマーク・モダンの文化的遺産を守り伝える生きたアーカイブとしての役割を担っています。1991年の創業以来、同社は中古市場でのクラシック家具の発掘と再評価を続け、今日では世界的な愛好家やコレクターにとって不可欠な存在となっています。

2004年にトーマス・シュロッサーがオーナーに就任し、KLASSIKはさらに飛躍しました。店舗はブレドゲードに移転し、展示規模を大幅に拡大。デンマーク・モダンの黄金時代を彩る作品群が一堂に会する場となり、国際的な注目を集めました。

2015年にはライバルであったRoxy Klassikを統合し、膨大なコレクションを持つ強固な基盤を確立。これを契機に、復刻と新生産を行うKlassik Studioが誕生しました。スタジオは、希少化するヴィンテージ市場に対して、失われたデザインの復活という独自の使命を掲げています。

Klassik Studioは、忘れ去られた作品を発掘し、デザイナーの遺族や財団と協力して真正性を担保した復刻を行います。製品はデンマーク国内で生産され、職人技と持続可能性を重視しつつ、小規模なロットで展開されます。これにより、大手メーカーが扱わない隠れた名作を世に送り出し、コレクターや愛好家に独自の価値を提供しています。

KLASSIKとKlassik Studioの活動は、単なる販売や製造を超えた文化的守護活動であり、デンマーク・モダンの物語を未来へと繋げる重要な存在です。


About

Year:1991-現在
President:Thomas Schlosser
Designer:Poul Volther(ポール・ヴォルター)、Ejnar Larsen(アイナー・ラーセン)、Aksel Bender Madsen(アクセル・ベンダー・マドセン)、Adam Hoff(アダム・ホフ)、Poul Østergaard(ポール・オスタゴー)ほか
Place:Copenhagen(コペンハーゲン)


History

1991: コペンハーゲンのエストアブロ地区にKLASSIKを創業。
1990年代: 日本とアメリカから特別な関心を受け、国際的な基盤を確立。
1995: コペンハーゲン中心部での活動を拡大し、ヴィンテージ家具の専門店として評価を確立。
2000: デンマークデザインにおけるヴィンテージ需要の高まりに対応し、コレクションを増強。
2004: トーマス・シュロッサーがオーナーに就任し、経営刷新。
2005: ブレドゲードに移転し、より広大な展示スペースを確保。
2008: デンマーク国外での展示活動を開始し、国際市場でのプレゼンスを強化。
2010: 店舗コレクションがデンマーク・モダンを網羅する代表的アーカイブへと成長。
2012: 日本を含む海外ディーラーとの協業を拡大。
2015: Roxy Klassikを買収し、在庫と展示面積を大幅に拡張。
2015: Klassik Studioを設立し、失われたデザインの復刻生産を開始。
2016: ポール・ヴォルターの「キングスチェア」を復刻し、注目を集める。
2017: ラーセン&マドセンの「ビューティーボックス」を復刻。
2018: アダム・ホフ&ポール・オスタゴー作「ザ・ハンガー」をコレクションに追加。
2019: 自社デザインによるテーブルウェアの展開を開始。
2020: 日本の販売店を通じて製品が流通、EL JEWELで販売実績を記録。
2021: Collection Kamadaで「キングスチェア」が紹介・販売される。
2022: フィンランド、イギリス、アメリカ、カナダの高級リテーラーに流通網を拡大。
2023: ブランド統合を行い、Klassik StudioをKLASSIKのアイデンティティに再編。
2024: コレクション全体が20世紀デザインの保存と復興を体現する「生きたアーカイブ」として再定義される。
2025: 現在も新規復刻と販売を継続し、日本を含む国際市場で活発に活動中。


Furniture

・Kings Chair | キングスチェア
・PV Daybed
・Beauty Box | ビューティーボックス
・The Hanger | ザ・ハンガー
・The Cube Table
・Studio Tableware

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