Hans J. Wegner Exhibition 2025 | ハンス・J・ウェグナー展 2025


About

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)
会期:2025年12月13日(土)〜 2026年2月23日(月・祝)
主催:Bunkamura ザ・ミュージアム、織田コレクション(東海大学)ほか
URL:公式サイトはこちら


Story

2025年冬、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて、デンマーク家具デザインの巨匠ハンス・J・ウェグナーの大規模回顧展が開催されます。
本展は、東海大学織田コレクションの所蔵品を中心に構成され、ウェグナーの初期作品から晩年の名作までを一望できる貴重な機会です。

ウェグナーは1914年に南ユトランド地方トゥナーで生まれ、20世紀デンマークデザインの核心を築いた人物です。
彼の家具は、単なる実用品を超えて「構造そのものが美である」という理念のもとに生み出されました。
細部まで考え抜かれた接合、流れるような曲線、そして木材の質感を最大限に引き出す仕上げ——
そのすべてが「北欧デザインの良心」として世界中で愛されています。

本展では、「The Chair(ザ・チェア)」「Y Chair(CH24)」「Papa Bear Chair(AP19)」など、代表作が多数展示されます。
また、彼を支えた工房との協働にも焦点が当てられ、<a href=”https://denmark-design.com/pp-mobler/”>PP Møbler(PPモブラー)</a>、
<a href=”https://denmark-design.com/ap-stolen/”>A.P. Stolen(エーピー・ストーレン)</a>、
<a href=”https://denmark-design.com/carl-hansen-son/”>Carl Hansen & Søn(カール・ハンセン&サン)</a> などの職人による製作背景も紹介されます。

展示デザインは、家具の構造と光の関係に着目した静謐な空間構成となっており、
木材の温度、椅子の影の美しさ、そして使われた痕跡に宿る時間の厚みを体感できるよう設計されています。

ウェグナーが生涯追い続けたのは、「座るという行為を通して人間を幸福にする家具」でした。
その思想は、現代のサステナブルデザインやクラフト再評価の潮流にもつながっています。
この展覧会は、彼の哲学を再発見し、デンマークデザインの本質を静かに見つめ直すための場となるでしょう。


Highlights

1. 手仕事の構造美を間近に

展示では、ホゾ組みや曲げ木など、ウェグナーが得意とした木工技法のディテールを実物で確認できます。
椅子を“裏側から見る”体験を通して、デンマーク家具の真価が伝わります。

2. 工房とデザイナーの対話

PPモブラーやAPストーレンなど、協働工房との制作資料・模型・スケッチも展示され、
デザイナーと職人の信頼関係がどのように形になっていったかを知ることができます。

3. ウェグナー作品の体系的理解

代表作から実験的な試作モデルまで、時系列で構成された展示は、
ウェグナーが“椅子の探求者”としてどのように進化したかを感じさせます。


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・<a href=”https://denmark-design.com/pp-mobler/”>PP Møbler | PPモブラー</a>
・<a href=”https://denmark-design.com/ap-stolen/”>A.P. Stolen | エーピー・ストーレン</a>
・<a href=”https://denmark-design.com/carl-hansen-son/”>Carl Hansen & Søn | カール・ハンセン&サン</a>


Epilogue

ウェグナーの家具は、木という素材を通して人間の誠実さを映し出す鏡のような存在です。
彼が生み出した椅子には、時代を超えて変わらない“居心地の思想”が宿っています。
この展覧会が、デンマークデザインの精神に触れるきっかけとなれば幸いです。

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