展覧会限定モデル「ザ・チェア」登場


ウェグナー展を記念して、PPモブラーが特別仕様を製作

デンマークの名工房PPモブラーが、ハンス・J・ウェグナー展の開催を記念して、限定仕様の「ザ・チェア(PP503)」を製作しました。
フレームにはスモークドオークを使用し、座面にはしっとりとした質感をもつヌバックレザーを採用。温もりと品格を兼ね備えた、特別な一脚として会場限定10脚のみ販売されます。

このモデルは、ウェグナーの代表作「ザ・チェア」が持つ普遍的な美しさと、現代のクラフトマンシップの融合を象徴しています。素材の選定から最終仕上げまで、アレロッドの工房で一脚ずつ丹念に製作され、木肌の深い表情が光の角度によって豊かに変化します。
シートに採用されたヌバックレザーは、しなやかな手触りと繊細な陰影を生み、木材との調和を際立たせています。

さらに、同展ではカール・ハンセン&サンによるYチェアの特別カラー仕様も発表され、デンマーク家具デザインの象徴的な二脚が揃って展示されます。織田憲嗣氏の監修のもと、両モデルともに「職人の手が生み出す現代の名品」として、素材と造形の対話を体現しています。


「ザ・チェア」とは

ザ・チェアは、ハンス・J・ウェグナー(Hans J. Wegner)が1949年にデザインしたアームチェアで、デンマークモダンの象徴とされる作品です。
1950年に米国の大統領選討論会で使用されたことから「ザ・チェア」の名が定着し、世界中で高い評価を受けています。シンプルでありながら高度な木工技術によって構成されたそのフォルムは、ウェグナーの思想「機能の中にある詩情」を体現する代表作です。

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