Story
Montana Furnitureは、1982年にピーター・J・ラッセンによって設立されたデンマークの家具メーカーです。創業者はフリッツ・ハンセン社での豊富な経験を背景に、独自のモジュラーシステムを考案し、「個性のための空間づくり」を理念として掲げました。この哲学は現在もブランドの根幹を成しており、ユーザーが自らの個性を表現できる自由度の高い収納システムを提供しています。
すべての製品はデンマーク国内の自社工場で生産されており、伝統的なクラフトマンシップと先端技術の融合によって高い品質基準が維持されています。さらに、環境に配慮した塗装技術や持続可能な森林資源の利用を通じ、サステナビリティにおいても国際的に高い評価を得ています。
モンタナはその象徴的な41色のカラーパレットと柔軟性のあるモジュール構造によって、住宅からオフィス、公共施設まで幅広い空間に対応できるデザインを実現しています。このシステムは単なる収納家具を超えて、生活空間のスタイルを決定づける存在へと発展しました。
また、アルネ・ヤコブセンやヴェルナー・パントンといった巨匠デザイナーの作品を継続的に生産することで、デンマークモダンデザインの歴史を現代に受け継ぐ役割も果たしています。現在は創業者の息子ヨアキム・ラッセンが経営を担い、家族経営の精神を保ちながらグローバル市場での存在感を強めています。
About
Year:1982-
President:Peter J. Lassen、Joakim Lassen
Designer:Peter J. Lassen(ピーター・J・ラッセン)、Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)、Verner Panton(ヴェルナー・パントン)、Jakob Wagner(ヤコブ・ワグナー)、Margrethe Odgaard(マーグレーテ・オドガード)
Place:Haarby, Funen(ハービー、フューネン島)
History
1954:ピーター・J・ラッセンがフリッツ・ハンセン社に入社し、アルネ・ヤコブセンやヴェルナー・パントンと協働する
1969:ラッセンがフリッツ・ハンセン社CEOに就任
1979:社風との対立によりフリッツ・ハンセン社を退職
1982:Montana Furniture設立、Montana Systemを発表
1989:フューネン島ハービーに自社工場を設立
1993:環境と労働環境のマネジメントシステムを導入
1996:デンマーク環境保護庁と協議し環境会計を導入
2001:Danish Indoor Climate Labelを取得
2004:ISO14001認証を取得
2007:水性ラッカー塗料への全面移行
2009:モジュール製品の耐久性を示す10年保証制度を導入
2010:パントン・ワイヤーを製品ラインに追加
2015:KeviチェアやJWテーブルなどシーティング・テーブル分野に拡大
2017:色彩専門家マーグレーテ・オドガードとの協業を開始
2019:EUエコラベル認証を取得
2020:Montana FreeやMontana Miniなど新しいシステムを発表
2021:日本のソーシャルインテリア社と提携しサブスクリプションモデルを導入
2022:PEFC認証を取得し持続可能な木材利用を強化
2023:創業40周年を迎え、持続可能性と革新を両立する姿勢を改めて強調
2024:グローバル市場での拡張を進め、日本市場での存在感をさらに強化
Furniture
・Montana System
・Montana Mini
・Montana Mega
・Montana Free
・Panton Wire | パントン・ワイヤー
・Kevi Chair | ケヴィチェア
・JW Table | JWテーブル
・Marée Chair | マレー チェア
・Montana Bathroom
・Montana Hall
・Montana Wardrobe
・TV & Sound
・Colour Frame Mirrors
・Storage Boxes
・Tray Collection
・Office Storage Series
・Montana Mega Cabinet
・Montana Free Shelf
・Montana Wardrobe Module
・Montana Bathroom Cabinet