House of Finn Juhl | ハウス・オブ・フィン・ユール


Story

ハウス・オブ・フィン・ユールは、デンマーク・モダンを象徴する建築家・家具デザイナーであるフィン・ユールの遺産を現代に蘇らせるために2001年に誕生しました。ワンコレクション社が未亡人ハネ・ヴィルヘルム・ハンセンから製造権を取得し、伝説的な作品群の復刻を開始したことがその始まりです。

ブランドの使命は、単なる復刻にとどまらず、当時の技術的制約で実現できなかったデザインを現代の技術で完成させることにあります。これにより、ユールの芸術性と人間中心の哲学を、より忠実に次世代へと伝えています。

製造はデンマークの木工・張物工房と、日本・山形の熟練工房との協業によって行われています。特に「日本シリーズ」は、フィン・ユールが生涯敬意を抱いた日本文化へのオマージュであり、今日でもデンマークと日本の職人技の結びつきの象徴とされています。

ブランドはまた、天然木材や高品質の革、クヴァドラ社のファブリックなど厳選された素材を使用し、家具を世代を超えて受け継ぐべき存在として提供しています。その姿勢は「家具は芸術であり、生活の中で育つ」というフィン・ユールの思想を体現しています。

日本市場では特に成功を収め、白馬村の「ホテル ハウス・オブ・フィン・ユール」や東京・京都のショールームを通じて、家具を「使う」ことによってこそ真価が発揮されるという哲学を直接体感できる場を提供しています。


About

Year:2001 –
President:Ivan Hansen、Henrik Sørensen
Designer:Finn Juhl(フィン・ユール)
Place:Ringkøbing(リンケービング)、Copenhagen(コペンハーゲン)


History

1912:フィン・ユール誕生
1940:ペリカンチェアを発表
1945:45チェアを発表
1949:チーフテンチェアを発表
1951:ベイカー社との協業によりアメリカ進出
1957:日本シリーズを発表
1960:国際的評価の拡大と輸出強化
1965:製造が縮小しヴィンテージ市場へ移行
1989:フィン・ユール逝去
1990年代:作品が国際オークションで高額落札され始める
2001:ワンコレクション社が製造権を取得、復刻事業を開始
2002:ジャパンチェア復刻
2005:ブランド名「House of Finn Juhl」を確立
2008:ポエトソファ復刻
2010:チーフテンチェア復刻
2012:生誕100周年記念コレクション展開
2015:山形工房で日本シリーズの製造を開始
2017:チーフテンチェア75周年記念モデル製作
2019:ホテル ハウス・オブ・フィン・ユール白馬開業
2020:復刻コレクションが50点を超える
2021:世界各地のデザインフェアに積極的に出展
2022:新たな限定モデルを発表
2023:日本市場でショールームを拡充
2024:サステナブル素材を取り入れた新シリーズを導入


Furniture

・Pelican Chair | ペリカンチェア
・Poet Sofa | ポエトソファ
・Chieftain Chair | チーフテンチェア
・Egyptian Chair | エジプシャンチェア
・Japan Chair | ジャパンチェア
・Japan Sofa | ジャパンソファ
・Japan Table | ジャパンテーブル
・45 Chair | チェア
・44 Chair | ボーンチェア
・53 Chair | チェア
・48 Chair | チェア
・41 Armchair | アームチェア
・Grasshopper Chair | グラスホッパーチェア
・Art Collector’s Table | アートコレクターズテーブル
・Sideboard FJ-51 | サイドボード
・Eye Chair | アイチェア
・Cocktail Table | カクテルテーブル
・Nyhavn Desk | ニューハウンデスク
・Bench FJ-64 | ベンチ
・Tray Table | トレイテーブル

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