About|基本情報
Founded:1936年にC.W.F. FranceとEric Daverkosenの事業として開始
Location:Hillerød(ヒレレズ)、Denmark
Names:France & Daverkosen → France & Son(1957)
Key Figures:C.W.F. France、Eric Daverkosen、James France
Designers:Finn Juhl(フィン・ユール)ほか
Later Ownership:1966年、Poul Cadoviusへ売却
Story|企業とデザイン
France & Daverkosenは、20世紀半ばのデンマーク家具産業を牽引した工房であり、後にFrance & Søn、さらにCADOへと発展しました。この歩みは、伝統的なクラフトと近代的な工業生産、そしてデンマーク国内から国際市場への拡大というダイナミズムを体現しています。
創業は1936年に遡り、英国人実業家チャールズ・W・F・フランスと、家具職人エリック・ダヴァーコーセンの協力によって始まりました。当初はマットレスの製造を行っていましたが、戦後の需要拡大とともに家具製造へと大きく舵を切り、産業規模の家具生産を担う重要な存在となっていきます。
同社が確立した最大の革新は、チーク材を用いた工業的家具製造と、ノックダウン(分解式)方式の導入です。特にフィン・ユールがデザインした「スペードチェア(Model 133)」は、世界初のチーク材量産家具として歴史的な意義を持ちます。これにより、デンマーク・モダンを象徴する素材であったチーク材が世界市場に広まり、国際的な家具デザインの潮流を決定づけました。
1950年代から60年代にかけて、France & Søn(改称後)はフィン・ユール、オーレ・ヴァンシャー、ピーター・ヴィッツ&オーラ・モルガード=ニールセン、グレーテ・ヤルク、アルネ・ヴォッダーといった名だたるデザイナーと協業しました。その製品群は、輸出を通じてアメリカやドイツ、イギリス市場に広く浸透し、1954年にはデンマーク家具輸出全体の約60%を占めるまでに成長しました。
その後、ポール・カドヴィウスによる買収を経てCADOとなり、さらに前衛的なデザインを導入しました。事業としては1970年代後半に幕を閉じましたが、France & DaverkosenからCADOまでの40年間の歴史は、デンマーク家具の黄金期と変遷を凝縮した物語です。今日でもその家具は、革新性と品質を兼ね備えたヴィンテージとして高い評価を受け続けています。
History & Works|歴史と製品
1936
C.W.F. Franceがデンマークへ移り、Eric Daverkosenと家具関連事業を開始。
1937
Eric Daverkosenが死去。C.W.F. Franceが事業を継続する。
1952
Finn Juhlとの協働を開始。
1954頃
輸出事業が急成長。House of Finn Juhlは、この時期に同社がデンマーク家具輸出の60%を占めたと説明している。
1955
Finn Juhlが同社のHillerødオフィスをデザイン。109 ChairやSideboardなどを設計。
1956
France Chairを発表。米国市場を意識したノックダウン家具の代表例となる。
1957
James Franceが加わり、社名をFrance & Sonへ変更。Japan Seriesを展開。
1958
Finn JuhlがFrance & Sonのために500 Seriesのテーブル群をデザイン。
1966
会社をPoul Cadoviusへ売却。
1969
Finn Juhlとの長期協働が終了。
Furniture|製品一覧
France Chair
109 Chair
Sideboard(1955)
Japan Chair
Japan Sofa — 2 Seater / 3 Seater
Japan Footstool
500 Series Tables
Imprint / Label|刻印・ラベル










