Sibast Furniture | シバストファニチャー


Story

シバストファニチャーは、1908年にフュン島で小さな木工工房として誕生しました。創業者ペダー・オルセン・シバストが築いた基盤は、後に息子のヘルゲ・シバストによって国際的に知られる家具ブランドへと発展します。彼らの物語は、4世代にわたり「木材への深い敬意」「職人技への挑戦」「家族の物語」を軸に継承されてきました。

 

第二世代のヘルゲ・シバストは、熟練したキャビネットメーカーでありながら革新的なデザインを生み出し、1950年代から60年代にかけて従業員120人を超える工場を率いました。その黄金期に誕生したNo.7、No.8、No.9といった椅子は、デンマークデザインの代表作として国際的な評価を獲得し、ホワイトハウスや国連事務所などにも納入されました。

 

1980年代に一度幕を閉じた工房は、2013年に第四世代のディトレフとアンナ・シバストによって再興されます。彼らは祖父のデザイン遺産を復刻するだけでなく、新しい世代の感性を取り入れ、未来へ受け継がれる「真正性」と「サステナビリティ」を体現するブランドへと再生させました。今日もシバストファニチャーは、デンマーク製ハンドメイドとFSC認証木材を用い、世代を超えて受け継がれる家具づくりを続けています。


About

Year:1908–1984 / 2013–
President:Peder Olsen Sibast、Helge Sibast、Ditlev Sibast、Anna Sibast
Designer:Helge Sibast(ヘルゲ・シバスト)、Arne Vodder(アルネ・ヴォッダー)、Grete Jalk(グレタ・ヤルク)、Kurt Østervig(クルト・エスターヴィ)、Piet Hein(ピート・ハイン)
Place:フュン島


History

1908:ペダー・オルセン・シバストがフュン島に木工工房を設立
1943:ペダー逝去、息子のヘルゲと姉エマ、兄オーレが事業を継承
1953:No.7、No.8、No.9チェアを発表、ブランド黄金期の象徴となる
1960:従業員120名規模に拡大、国際市場への輸出を本格化
1960年代:No.8チェアがホワイトハウスや国連事務所に納入される
1970:アルネ・ヴォッダーとの協業作品がアメリカ・アジア市場で成功
1984:事業を売却し、一時的にブランド活動を停止
1985:ヘルゲ・シバストが逝去、家族は著作権を保持
2013:ディトレフとアンナ・シバストがブランドを再興
2014:No.8チェアを復刻し、新たなコレクションを展開開始
2016:No.7、No.9チェアを再生産、アルネ・ヴォッダーのNo.11サイドボードも復刻
2018:新作No.2ダイニングテーブルを発表、家族の共同制作として注目
2020:持続可能な生産方針を強化、FSC認証木材とハンドメイド製造を徹底
2023:Xlibrisシリーズを発表、過去の遺産と現代デザインの融合を示す


Furniture

・No.7 Chair
・No.8 Chair
・No.9 Chair
・No.11 Sideboard
・No.1 Side Table
・No.2 Dining Table
・Xlibris Series

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